Xbeeモジュールを使っていて、私が困惑した点を共有したいと思います。そして、その解決方法として、私が行っていることを紹介します。いくつかあるので、良かったら参考にしてください。

Action Requiredの画面がずっと出てくる。
エンドデバイスをPCから直接シリアル通信で操作しているときに、起きたトラブルです。いつからかずっと、その画面が出てくるようになってしまいました。
最初は、「なんでだろう??」と思っていました。XCTUで設定を変えるたびに、リセットボタンを押さなければならなくて、どこか壊れてないか、不安になってきました。なので、何が原因か調べました。簡単なことでした(笑)
スリープモードになってるから!
はい、これだけです。スリープモードとは言え、PCから直接ATコマンドを送った場合は、仮にスリープモードだとしても受信してくれるものだと思っていたのですが、違いました。なので、"Action Required"という画面が出てきたのです。つまり、スリープモード(SM)のパラメータを0(No Sleep)にすれば解決します。スリープモードに関する実験を行っている場合は、仕方ないですね。Action Requiredされたら、リセットボタンを押しましょう。
それでもどうしても、直らない場合は最後の手です。
XCTUのToolsタブの「XBee Recovery」を押します。これは、今まで設定したパラメータやネットワーク情報など、全てが購入当初の状態に戻るので要注意です。どうしてもダメだと思ったときにやってくださいね。

Networkに参加できない
基本的にネットワーク情報があっていれば、そのネットワークに参加できるはずなのですが、時々私のように不可解な事態に遭遇します。
「PAN IDなどのネットワーク設定は出来ているはずなのになぁー」というときの話です。
PCとXBeeを直接つなげて操作する場合は、XCTUからそのデバイスのネットワーク構成が見れます。購入当初、私は1対1で、コーディネーターとエンドデバイス(もしくはルータ)で通信させて色々やってました。ケーブルを抜き差ししたり、ごちゃごちゃ設定をいじって、再度ネットワークを探すと「0new device(s) found」という結果になってしまうときが時々ありました。同様に、スキャンしても何も見つからない状態になることがあったので、その際の私の対処方法です。
まずは下の画像のように、Networkingに関するパラメータをいじる項目に、JV(Channel Verification)という蘭があります(MACアドレスの一部を黒消ししてあります。)

このパラメータは最初"0"に設定してあります。この値を"1"に変更します。このJVというパラメータは、ルータの電源が入ったときに、今自身が保持しているネットワークに関する情報と、ルータと同じチャネルにいるコーディネーターのネットワーク情報とを比較して、情報を更新します。もし同じチャネル上にコーディネーターがいなければ、そのままルータが起動時に保持していたネットワーク情報で動きます。ここは"1"にしておいた方が良いと思います。
これでもネットワークが見つからない場合は、COMMISSIONINGボタンを押します。秋月電子とかで販売されているXBee用のUSBインターフェース基盤を使えば、便利です。もしそれをもってない場合は、モジュールの20番ピン(Digital IO 0)を使用します。このピンは標準で、COMMISSIONINGボタン用のピンです。なので、この端子に自分が持っているボタンを接続すれば完成です。COMMISSIONGボタンを押すと、ルータが現在保持しているネットワーク情報すべてを捨てて、再度最新の情報を拾う動作をします。
これでネットワークにつながると思います。もしスキャン等をしても、まだ見つからないようでしたら、XBeeモジュールを再接続してみてください。
以上です。私が戸惑った点を共有しました。これを読んでいるあなたの助けになれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。