ZigBee対応モジュールについて調べたことがありました。
Xbeeモジュールがすぐヒットしたわけなんですが、名前がもうややこしいです。最初、XBeeが製品名だと思わなくて、XBeeという規格はどういうものなのか、と勘違いした記憶があります。(笑)
というわけでZigBeeで遊ぼうと思って、秋月電子で買いました。秋月以外にもStrawberry Linux等でも売っています。XBeeはZigBee対応のモジュールとして最も情報があるモジュールだと思います。XBeeもいくつか種類がありますが、私が購入したのは標準タイプの"XBee ZB S2Cモジュール"です。税込みで¥2,500でした。当然一つでは通信できないので、2つ同じもの買いました。
後述しますが、XBeeモジュール以外にも購入したものがあります。私の場合は、秋月電子でそれら全てを揃えました。

これでやっと通信できる、と思ってはいけません!
このXBee内部にはZigBee用のEM250というマイコンが入っています。通信をするわけなので、ネットワークなどの動作設定を書き込まなければいけません。それには、"X-CTU"という無料の専用ソフトウェアを用います。
X-CTUは以下のDIGI社のホームページからダウンロード出来ます。
https://www.digi.com/products/iot-platform/xctu#productsupport-utilities
次はXBeeとPCを接続するためのものが必要です。
XBeeとPCはシリアル通信を行うわけなのですが、PCはUSB規格を採用しています。XBeeはほかのシリアル規格(UART)を使うので、その変換が必要です。USBシリアル変換モジュールというものを使います。赤く丸で囲んだ左がUSBシリアル変換モジュールです。ケーブル端子はミニBです。

そして右の黄色ものはピッチ変換基盤です。
実はXBeeのピン間隔が2.00mmです。この間隔だとブレッドボードに挿さりません。そこでこの2.00mmピッチをブレッドボードや一般的なユニバーサル基盤のにもささるように2.54mmピッチに変換してやる必要があります。それがXBeeモジュールの下にある基盤です。
あとは、USBシリアル変換モジュールとXBeeが通信できるように、導線で接続するだけです。
ちなみにUSBシリアル変換モジュールに電源グラウンドピンがあるので、XBeeの電源は、そこから供給できます。上のように電源にしっかり接続されていると、赤色のLEDが光ります。
このようにXBee以外に二つも用意するのが否や人は、このUSBシリアル変換とピッチ変換の両方の機能が一つになった基盤も販売されています。XBeeモジュール用のUSBインターフェース基盤です。

上の画像のように一つで事足ります。
ケーブル端子はマイクロBです。電源につなげてないので上の画像では光っていませんが、送受信時や電源につなげているときなど、各種LEDが光るようになっています。あとこれの便利なところは、コミッショニングボタンとリセットボタン(左上)が事前についているところです。実際にXBeeを触ると実感するのでが、コミッショニングボタンには大変お世話になります。
XBeeをPCとは接続せずに、乾電池から電源供給する場合、つまり実際に無線端末として何か制御する場合、この基盤はブレッドボードのスペースを大きく使うので、邪魔になります。そういうときは、最初に紹介したピッチ変換基盤があると便利ですよ。
このようにXBeeをPCに接続する方法は、大きく2パターンあります。
参考にしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。