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Windows上でVirtualBoxのUbuntuに割り当てた固定サイズ容量を変更する方法

投稿日:2019年8月19日 更新日:



Virtual BoxでUbuntuをインストールした際、後先考えずに10GBの固定サイズしか割り当てませんでした。そして、数カ月ほどでディスク容量に空きがなくなりかけました。


GUIでは変更が出来なかったため、コマンドで変更を行っていきます。もしサイズを拡張した場合、拡張した分はパーティションが未割当領域になっており、実際には使えないので、それの対処法までご紹介していきます。



ストレージの固定サイズを変更する


ストレージの変更に当たって使用するのは、"VBoxManage.exe"です。まずはコマンドプロントを開いて、その実行ファイルがあるディレクトリまで移動します。



C:\Prograrm Files\Oracle\Virtual Box\VBoxManage.exe



VirtualBoxをインストールした際に、デフォルト設定通りにインストールした型は、上記のパスに存在するかと思います。


VBoxManage.exeで今回使うのは、以下の二つです。

VBoxManage.exe clonehd "xxx.vdiのパス" "new_xxx.vdiのパス"

VBoxManage.exe modifyhd --resize サイズ "new_xxx.vdiのパス"



まずはVBoxManage.exeのclonehdコマンドで現在割り当ててる"xxx.vdi"の複製を作成します。そして、この複製版に対してサイズ変更をmodifyhdコマンドで行います。そして、この複製をマウントさせることで容量の変更を可能にします。


※厳密には今まで使用していたストレージを可変サイズとして複製し、それに対してサイズ変更を行います。


作業を始める前に .vdiのパスを確認します。


左上にファイルの中から仮想メディアマネージャーを選択します。



.vdiをクリックするとパスが表示されます。


実際にやるとこんな感じです。パスは " "で囲むことを忘れないでください。



複製を作るときに、名前は任意で構いません。一応分かりやすいように、”new”を付けます。



これでサイズ変更の完了です。
(サイズ:20480 = 20 GB × 1024)



ちなみにclonehd1を行わずに、今マウントしているvdiに直接modifyhdを行うと下のようにエラー(VBOX_E_NOT_SUPPORTED)が発生します。




次はこの複製をvirutualboxに認識させます。


設定>ストレージ>.vdi


すると右端のところにHDDのマークがあるので、クリックします。そして、「仮想ハードディスクファイルの選択」をクリックします。そして、先ほどサイズ変更したクローンを選択します。


これでとりあえずはサイズ変更が出来ました。




VirtualBox上で未割当領域のパーティションを使えるようにする


サイズを拡張しただけだと、まだ実際には使えません。これは拡張した領域が未割当領域になっているからです。なので、未割当領域を今まで使っていた領域に結合する作業をします。



まずはVirtualBoxでUbuntuを起動させます。そしてGpartedを起動します。もし入っていない場合は、以下のコマンドでインストールしましょう。

sudo apt-get install gparted


Gpartedを開くと、このようになっています。先ほど拡張した分が未割当領域になっていて、使用できません。なので左の/dev/sda1の領域と未割当領域とを結合させます。


/dev/sda1領域の上で右クリックします。リサイズを選択します。

割り当てられた領域の範囲内で、任意に容量を変更できます。今回は最大限まで広げます。サイズ変更出来たら、リサイズをクリックします。警告みたいなのが出ますが、それも続行します。

/dev/sda1が20GBになって、未割当領域がなくなりました。これでVirtualBoxで20GB使用することが出来ます。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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