IoT(Internet of Tingis)とは?
直訳するとIoTとは、”モノのインターネット”ことです。
言い換えると、あらゆるモノがインターネットにつながることです。
※IoTは「アイ・オー・ティー」と読みます。
現代の社会では、パソコン・携帯・ゲーム等がインターネットにつながっています。IoTではこれらに加えて、それ以外のモノ(眼鏡、車、扉、本、家電、センサー・・・)がつながるようになります。モノに通信機能が搭載されるわけです。
インターネットにモノがつながるとどうなるか?
インターネットには、データを保存しておくためのサーバーやクラウドが存在します。モノがインターネットに接続できる、ということは、クラウド(データ保管庫)に接続できるということです。つまり、ヒトがwebサイトからデータを得ているように、モノも勝手にデータを入手出来るようになります。
身近な例を考えてみよう
例えば、”傘だて”がインターネットにつながるとどうなるでしょうか?
毎朝定刻に傘立ては、インターネットから天気の情報を入手してきます。するともし雨の予報であれば、傘を持っていくようにユーザーに知らせてくれます。ユーザーは天気をわざわざ確認しなくてもよくなります。また、「傘を持ってくいくのを忘れた!」という心配もなくなります。
その他に、ウェアラブルデバイス(体に身に着ける端末)を考えてみます。これは脈拍、血圧、尿酸値など、あらゆる生体情報を読み取ります。睡眠計などの機能持つApple watchは、IoT化の先駆けと捉えることが出来ます。しかしIoT化がさらに進むと、インターネットを介して得た情報をもとに、その端末がアクションを起こしてくれます。例えば、ユーザーの健康状態の管理・分析、病気の兆候の通知、医師と健康状態の共有などが可能になってきます。
IoT通信の大まかな流れをまとめると、以下のようになります。
モノ → インターネット(クラウド) → モノ
AI(人工知能)とIoTの関係
IoTはモノがインターネットにつながるというお話をしてきました。さて、ここでAIとの関係を考えてみましょう。
インターネットにつながると、クラウド(データ保管庫)にアクセスが出来ます。モノが得た情報はクラウドに送られます。ここで、クラウドにAIを置いておいたらどうなるでしょうか?AIが自動でたくさんのデータを分析します。そして、その分析されたビッグデータをIoTデバイスに送信します。
つまり、IoTデバイスとインターネット(クラウド)がつながることで、AIが分析したデータを入手できるようになるのです。先ほど紹介したウェアラブルデバイスの事例もAIとIoTの技術が重なって出来ることです。傘立ての例はとくにAIは必要ありません。なぜなら、天気のデータをインターネットから持ってきているだけだからです。データの分析等を行っているわけではないからです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。