先日、Virtual Box上でUbuntuを起動させました。ところが、普段使っているアカウントが画面に表示されませんでした。表示されたのは「アカウントが見つかりませんか?」の文字だけでした。ボタン押してもクリックしても、反応がなくて困りました。

文字が小さくて少し見にくいのですがこんな感じで、今まで使っていたアカウントが画面に表示されませんでした。 今まで通り、普通にログインが出来るようになるために、いくつか試行錯誤しました。 というわけで、今回行った全ての対処法をご紹介します。
Ubuntu「アカウントが見つかりませんか?」の対処策
まずはログインします。Ubuntuを「通常起動」させるのではなく、起動オプションから「ヘッドレス起動」で起動させます。
起動の右下三角>ヘッドレス起動

すると画面がチカチカしながら、起動します。起動後の画面は、通常起動時と変わらず、「アカウントが見つかりませんか?」と表示されます。
ここで、"仮想マシン>GUIデタッチ" をクリックします。

すると画面が一度消えます。

画面が消えたら、Virtual Boxホーム画面の "表示" をクリックします。

すると今まで通りのアカウント表示画面になります。もし一回で出てこなければ、もう一度GUIデタッチを行って下さい。
アカウントが出てきたら、パスワードを入れます。このときあたかも、キーボードが反応してないかのように、画面にはパスワードが表示されません。なので、正確なパスワードが打ててたら、エンターキーを押してください。(※一応、キーボードを押した段階でGUIデタッチを行えば、パスワードが表示されます。)
パスワードが正しければ、そのまま上手いこと起動します。起動後はいつも通りです。
そして問題なのは、VirtualBoxを使うたびにこんなことをやるのは大変ということです。そこで起動後、ディスク容量の使用状況を確認してみると、ほとんどいっぱいでした。というかアカウントのログイン後に警告が出ました。
残りがわずかだったので、まずはディスク容量を増やしてみました。やり方はこちらの記事に載っています。
ディスク容量の固定サイズを変更した後に行ったのは、UbuntuのVirtualBox上の設定変更です。
Virtual Boxの設定で3Dアクセラレーションを有効にする
グラフィックに関してはあまり詳しくは分からないのですが、Virtual BoxではOpenGLやDirect3D 8/9のAPIを通して、画像生成するそうです。そして、この処理が重く、3Dアクセラレーションを有効化すれば軽減出来るそうです。デフォルトでは無効になっているので、これを有効化します。
Virtual Box>設定>ディスプレイ
3Dアクセラレーションを有効化のところに、チェックボックスがあるので、チェックを打ちます。

これで冒頭でお話したトラブルはなくなり、通常通りに起動するようになりました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。