今回はRaspberyy PiでNintendoDSを
動かせるようにしていきます。
OSとして「Retro Pie」を
使っている前提で話を進めていきます。
もしRaspberry Piで動かしているOSが、
Raspbianであったり
その他Linux OSである場合は、
SDカードをもう一枚用意して
"Retro Pie" というOSを入れましょう!
簡単にRetro Pieの説明をしますと、
Raspberry Piでゲームをやる目的に
特化したOSが存在します。
それが、"Retro Pie"というOSで、
あらかじめ様々なゲームのエミュレータが
パッケージみたいな感じで
プリインストールされています。
したがってRetroPieを使えば多くの場合、
わざわざエミュレータを自分で
インストールする必要もありませんし、
GUIも環境設定するのにとても見やすいです。
こちらでRetro Pieの入れ方について説明してあります。
https://wireless-network.net/raspi-n64-ps3controller/
今回はNintendo DSを動かしていくのですが、
残念ながらデフォルトのRetro Pieでは
Nindedo DSのエミュレータが
もともとインストールされていません。
したがってまずは、
"DraStic" というNintendo DS用の
エミュレータをインストールしていきます。
NintendoDSのエミュレータ:DraSticのインストール
まずはRetro PieのSet-Up画面を開きます。
ターミナルから開く場合は、
sudo ~/RetroPie-Setup/retropie_setup.sh
と叩けば開けます。
GUIから開く場合は下の画面の場所から開けます。

セットアップ画面の中から、
"Update RetroPie-Setup script" を
選択してまずは、Retro Pieの
セットアップ画面を最新版にします。

Updateが終わったら、
"Update RetroPie-Setup script" の
2つ上の "Manage packages" を選択します。
すると以下の画面になります。
その中から、以下を選択します。
"Manage experimental packages"

上の方に "drastic" があるので、
それを選択します。ちなみに、
もし既にインストールされている場合は、
"drastic (Installed)" と表記されます。

drasticを選択すると、
"Install from binary" があるので、
それを押してインストールします。
インストールをするには、
Wi-FiかLANケーブルのどちらかで、
インターネットに接続されている必要があります。

インストールが終わったら、
以下の画面になります。
この画面になったらインストール成功です。
あとは右下の "Back" で
最初にセットアップ画面まで戻ります。

"Perform reboot" を選択して、
Retro Pieを再起動させます。

これでRetro PieでNintendoDSを
動かす準備が出来ました。
次はゲームROMを入れます。
Retro PieにNintendoDSのROMを入れる
Retro PieにROMを入れるには、
Retro PieのSDカードに
アクセスしなければいけません。
ROMの入れ方は数種類あるのですが、
sambaを使う方法が一番便利なので、
この方法を採用して説明していきます。
まずは、PCとRetro Pieが
同じネットワークに存在しているか
確認して下さい。
もしWi-Fiを使用しているなら、
同じSSIDに接続されていないと、
出来ないので注意して下さい。
接続先のルータは同じでも、
SSIDが異なると周波数等が
違ったりする場合があり通信できません。
下の画像のように赤枠に、
"¥¥192.168.x.x" を入力します。
※環境によってはIPアドレスが、
172や10から始まっていたりします。
Wi-Fiを使っているなら
Wi-Fiアダプターに設定されている
IPアドレスを入れます。
LANケーブルを使っているなら、
Ethernetアダプターに割り当てられた
IPアドレスを入力します。
ちなみにIPアドレスは、
Retro Pieのターミナル画面で
ifconfig と叩けば確認できます。
※※※
RetroPieのバージョン等によっては、
RetroPie側でsambaを
有効にする必要があるようです。
私の場合は設定しなくても出来ました。
有効にする方法は、
記事の最後に載せておきます。

初めて接続すると、
ユーザー名とパスワードが求められます。
ちなみにデフォルトのままだと、
ユーザー名は "pi" です。
パスワードの欄は空白のままで、
ユーザー名だけ入力したらEnterキーを押します。

入力するとRetro PieのSDカードに
リモートのPCからアクセス
出来るようになります。
Retro PieのSDカードに入ると
"roms" というフォルダがあります。

今回はNintendoDSが目当てなので、
NintedoDSのフォルダを探します。
すると "nds" というフォルダ名で、
nintendoDS用のフォルダがあります。
このフォルダ内に遊びたいROMを
コピペして入れれば、
遊べるようになります。
drasticのインストールが
上手く出来てなかったりすると、
"nds" というフォルダは存在しません。
ndsというフォルダは、
drasticをインストールすることで、
自動的に作成されます。

このフォルダにROMを入れたら、
Retro PieでEmulation Stationを再起動します。
Retro Pieの画面上で、
スタートボタンを押してMENUを開きます。
一番下の項目のところに
"QUIT" があるので選択します。
すると以下の画面が開きます。

ここで一番上にある
"RESTART EMULATIONSTATION" を選択します。
するとエミュレータが再起動します。
もしこの画面の開き方が分からなければ、
Retro Pie本体を再起動させても問題ありません。
上手く出来ていると、
NintendoDSのエミュレータが表示されます。

NintedoDSを選択すると、
先ほどndsフォルダに入れた
ゲームの一覧が表示されます。
これでRaspberry Piで
NintendoDSのゲームが出来ますね!
以下は補足です。
sambaを有効化する方法です。
RetroPieでSambaを有効化する方法
以下をタイプします。
sudo nano /etc/samba/smb.conf
するとエディタが開きますので、
smb.confの一番下に以下を追記します。
[roms] comment = roms path = "/home/pi/RetroPie/roms" writeable = yes guest ok = yes create mask = 0644 directory mask = 0755 force user = pi |
追記出来たら以下をタイプして下さい。
sudo service samba restart
これでwindows側からファイルを
RetroPieに移せるようになったかと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考:
https://www.reddit.com/r/RetroPie/comments/6vwp8z/how_to_configure_retropie_smb_server/