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Raspberry Pi3 Model Bにラズビアンを消して新たにKali Linuxをインストールした件

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もともとRaspberry Pi 3 Model Bに、ラズビアンを入れていたのですが、Kali Linuxをを使いたくなったので、インストールすることにしました。なので、他の方にも参考になればと思って、やり方を共有したいと思います。



実際にインストールするための手順です。

  • microSDカードを初期化する
  • ネットからKali LinuxのOSのimgファイルをダウンロードする
  • imgファイルを展開(解凍)
  • imgファイルをmicroSDカードに書き込む
  • Raspberry PiにmicroSDカード差し替えて起動



それでは、順に追ってみていきます。

microSDカードの初期化(フォーマット)!


元々、microSDカードにはラズビアンが入っていたので、中身を完全消去(フォーマット)します。OSが入ったmicroSDカードをPCに挿すと、「アクセスできません。フォーマットしますか?」みたいなことを聞かれます。このときに「はい!」をクリックして、フォーマットしても大丈夫です。もし、「いいえ」をクリックしてフォーマットしなかった場合でも対応できるように、 今回はコマンドプロンプト上で、microSDカードフォーマットしていきます。

コマンドプロンプトは実行管理者権限を使います。なので右クリックをして、実行管理者で起動させてます。起動したら、「diskpart」と打って、記憶装置を操作するモードに入ります。

あとは以下の画像のように、コマンドを打っていきます。

  • diskpart
  • list disk
  • select disk 〇〇
  • list disk
  • clean
  • create partition primary
  • list partition
  • select partition 〇〇
  • active
  • format fs=〇〇
  • assign
  • exit

まずはlist diskを行って、windowsが認識している記憶装置を確認します。上の画像で言うところ、ディスク0は自分のPCに内蔵しているSSDです。ディスク1がmicroSDにあたります。なのでselect disk 1をして、ディスク1を操作対象にします。

このときにもう一度、list diskをしてみます。ディスクの左に※がついているものが、現在の操作対象になっているものです。今はディスク1が操作対象になっています。




次はcleanをして、中身を初期化します。


cleanをすると、パーティションまで削除されるので、再度パーティションを作ってあげます。create partition primaryをして、パーティションを一つ作ります。そしてlist partitionをして、しっかり作成がされていることを確認します。


select partition 1をして、さきほど作ったパーティションを操作対象にします。list partitionをしたときに、パーティション1の左に※がついており、既にパーティション1が操作対象になっていたので、わざわざselect partition 1をする必要はないです。


次は、activeをします。activeにしたら任意のファイルシステムを指定します。今回私はexFATを指定しましたが、他にもNTFSやFAT32などがあります。format fs=exFATをします。もしファイルシステムにNTFSを指定するなら、format fs=NTFSで出来ます。ファイルシステムは、記憶媒体をどのように扱うかを決めたルールみたいなものです。

formatが100%になったら、assignにします。このときにassign letter=Eなどすると好きなドライブに割り当てることが出来ます。ただassignした場合は、自動で割り当てられます。assignしたら、exitで終了します。


これでmicroSDカードの初期化は終わりです。

ラズパイ向けのKali Linuxをダウンロードする!



まずはKali Linuxのimgファイルをネットからダウンロードします。こちのURLからダウンロード出来ます。ダウンロードには少し時間がかかるので要注意です。このURLのサイトをスクロールすると、RaspberryPi Foundationという欄があるので、そこをクリックすると以下の画像になります。



Kali Linux OSのimgファイル入手先URL
https://www.offensive-security.com/kali-linux-arm-images/


OSファイルをダウロードすると、ダウンロードフォルダに基本的に落とされます。このダウンロードしたばかりのときは、まだ圧縮されています。windowsの標準のソフトでは解凍できない拡張子なので、ネットから解凍ツールをダウンロードします。 私が実際に使ったものは7-Zipというツールです。


こちらでダウンロード出来ます。
https://www.7-zip.org/


ダウンロードしたexeファイルを起動して、インストールします。インストールしたら、Kali Linuxのimgファイルを解凍していきます。圧縮されているKali Linuxのimgファイルを右クリックします。右クリックしたら以下の画像のように、その場に解凍します。


ちなみに解凍すると、Kali Linuxのimgファイルは約6.5GBに膨れ上がりました。microSDカードの容量に、十分空きがあるものを使う方が良いです。私は手元に32GBしかなかったので、そちらを使いました。今後使っていくことを考慮すると、もっと余裕が欲しいところです(笑)。




これでimgファイルを入手したので、続いてはmicroSDカードに書き込んでいきます。


Kali LinuxをmicroSDカードに書き込む!



imgファイルをmicroSDカードに書き込むには、win32 Disk ImagerかEtchert というツールを使用します。ちなみにLinux上で操作する場合は、ddコマンドを使って、何もツールを使用しなくても書き込みが出来ます。私はwin32 Disk Imagerを使いました。これは標準ではwindowsに入っていないので、ネットからダウンロードしてきます。

win32 Disk Imagerのダウンロード場所
https://sourceforge.net/projects/win32diskimager/


Etcherのダウンロード場所
https://www.balena.io/etcher/

win32 Disk Imagerのインストールが終わったら、実際に書き込みを行います。

少し分かりにくいのですが、まずは赤色に場所に、Kali LinuxのimgファイルがあるPATHを入れます。そして青色の場所にmicroSDカードが割り当てられているドライブを選択します。私の場合はDドライブでした。microSDカードのドライブにimgファイルを置いておくと上手く、書き込めないので、Dドライブ以外の場所にimgファイルを置いておく必要があります。



「書き込みを終了するとDドライブにアクセス出来ませんでした。フォーマットしますか?」みたいなことを聞かれますが、キャンセルを押してください。もし、ハイを押してしまうと、初期化されてしまい、再度やり直しになってしまいます。



これでmicroSDカードにKali Linuxが入ったので、あとはラズパイに差し替えて起動します。


Raspberry PiでKali Linuxを起動させる!


それでは起動させてみます。

起動させるといきなり、ユーザ名とパスワードが求められるます。

ユーザ名:root

パスワード:toor

で入れます。

ログインすると以下のことが聞かれます。

ここはUse Default configをクリックして完了です。

これでラズパイでKali Linuxが使えるようになります。



ちなみに上の画像では、Kali Linux画面の解像度が低いですが、以下のことをして再起動させたら、自動でより良い解像度に変更されました。



最後にやっておくと良いことの紹介です。
以下の画像にようにまず端末を起動させます。

  • apt-get update
  • apt-get upgrade

この2つのコマンドをやって、ソフトウェア更新しておくと良いです。

以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございす。

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