出来ればネジ穴が潰れるのは、
避けたいところ・・・
私自身これまでにPC分解したことは何度かありますが、初めてネジがバカになってしまう事態に遭遇したので、そのときの対処法をシェアしたいと思います。
PC分解なので、ネジがマザーボード(以下、基盤)に直結しているケースが多いかと思います。
私の場合もそうでした。
一般的な解決法は、「打撃法」と呼ばている、ネジ山にポンチを置いて、ポンチをハンマーで叩いてドライバーの差込口を新しく作る方法を使います。
今回の場合だと、土台が基盤であることがおおく、打撃法では基盤破損につながりかねないので、不向きです。
今回、私がPC分解中に用意した解決策はこちらです。
- Level1:輪ゴム
- Level2:滑り止め液
- Level3:ドリルでネジに穴をあける
Levelがあがれば、コストもあがりますが、ネジがとれる可能性もあがります。
Level1:ドライバーに輪ゴムをかませて回す。
コストが一番かからない解決策です。
ネジ穴に輪ゴムを置いて、その上からドライバーを回します。
ゴムの摩擦力を利用しています。輪ゴムは太い方が良いです。
ちなみに、輪ゴムでなくても、ゴム製の何か他のものでも構いません。
高確率でネジがとれることはありませんが、
一度はやってみる価値はあるかと思います。
Level2:滑り止め液をつけて回す
ネジがバカになったとき用に、滑り止め液というのが販売されています。

やり方は簡単で、液をネジ穴にたらして、その上からドライバーで全力で回すだけです。
こんな感じでまずは、滑り止め液を流し込みます。
出来たら、ドライバーを挿して回します。
ジャリジャリと音がしますが、気にしなくても大丈夫かと思います。
ちなみに、滑り止め液はティッシュか何かで簡単に拭き取れます。
私の場合は、これでネジをとることが出来ました。
Level3:ネジに穴を作る
今回はlevel3まではいきませんでしたが、
どうしても取れない場合は、こちらの方法を使います。
インパクトドライバーが必要なので、
インパクトドライバー分の費用もかさみます。
右のマスキングテープは、ネジに穴をあけた際に
金属くずが基盤にかからないようにするための保護テープです。

道具を購入する前に、
ネジの太さをノギスで測って、
ネジのサイズに対して、
細いネジ外しビットを購入しましょう。
今回購入したのは、
M2.5~M3用のものなので、
ネジの太さ2.5mm~3.0mm向けのものです。
ちなみに私のバカになったネジの太さは2.6mmでした。
用意はしたけれど、使わずに済んで良かったです。
もし滑り止め液でもネジがとれなかった方は、
Level3の方法も試してみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。