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【Julia×時系列】仮想通貨でTimeSeriesとDatesの基本操作をしてみる!

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Juliaで時系列解析をしていきます。

仮想通貨(BTC)を対象にして操作していきます。



その準備としてまずは、、、

Juliaにおける時系列の基礎に慣れておきます。



よくTimeSeries.jlが出てくるので、

今回はそれの操作に慣れていきましょう。

併せてDates.jlにも慣れておきましょう!



ですので、Dates.jlもしくは、

TimeSeries.jlに慣れていない方を対象にしています。




それではレッツゴー!


仮想通貨(BTC)の価格データを取得する方法



まずは準備として、

ビットコインの価格推移データを取得します。

取得する方法はいくつかあります。



①Kaggle


Kaggleでビットコインの価格推移を

csv形式でダウンロードできます。

ダウンロードボタンをポチるだけなので簡単です。

どうやら最新価格には対応していないっぽい。


https://www.kaggle.com/mczielinski/bitcoin-historical-data




②yfinance


pythonのyfinanceを使用する方法です。

yahoo! financeの株や仮想通貨のデータを

APIを通して取得することが出来ます。

以下にコードの例を載せておきます。




juliaからpython側のAPIを使用するには、

PyCall.jlが必要になります。


私は上のコードで半年くらい前は動いていたのですが、

気づいたらエラーが出るようになりました。

エラーを調べたのですが、解決できなかったので、

とりあえず一旦保留です。



一応、もし実行途中でエラーがでるようでしたら、

pythonでyfinanceのアップデートすると直ると、

どこぞに書いてあったのですが、私は直りませんでした。

pip install yfinance --upgrade --no-cache-dir




それもそのはず、私はそもそも

pythonではyfinanceは正常に動作していました。

なのでjulia側の問題だったのですが、

とりあえず未解決のままです。

というわけで他の方法にします。




③query2.finance.yahoo.comにデータを要求する


私がやりたいことに一番しっくり来た方法です。

juliaでhttps://query2.finance.yahoo.comに、

欲しいデータを要求します。



参考:https://github.com/JuliaTagBot/YahooFinance.jl




参照先のほぼコピペですが、2か所変更しています。

①URLのqueryを1から2へ(2の方が新しい?)
②deleterow!をdelete!へ変更

deleterow!はDataFrames.jjlで定義されていますが、

アップデートによってdelete!へ名称変更したためです。





関数の引数で銘柄と期間を指定します。

現状は1日単位のデータを取得しますが、

urlのところで "interval=1h" と変更すれば、

1時間単位にすることも可能です。

その場合は期間が730日以内である必要があります。






それでは、Date.jlとTimeSeries.jlに慣れていきましょう!

ビットコインのデータは、Date.jlの説明では使用しませんが、

TimeSeries.jlの説明では使用します。



Dates.jlの基本操作



Dates.jlには3つの型があります。

Date型、Time型、DateTime型です。


日付や時刻を取得する方法




now()と叩けば、DateTime型として、

今現在の日時が取得できます。



日付だけ欲しければ today()と叩きます。

もしくは Date(now()) のように、

now()で得られら日時をDate()でラップすれば、

日付だけを取得できます。



時刻だけ欲しければ、

now()をTime()で包めば取得できます。



ちなみにtoday()があるなら、

yesterday()やtomorrow()もあるのかな?

と、思いましたがありませんでした(笑)



日付や時刻を自由に生成する方法





Date()の引数に数字を入れてあげれば日付を作成できます。

Date()は3つまで数字を指定でき、

年、月、日の順番になります。

存在しない月や日を入れるとエラーになります。

もしくはString型の "yyyy-mm-dd" を

Date型に直接変換することも出来ます。




Time()についても同じですが、

時刻は、時、分、秒、ミリ秒まで指定できます。

String型の "HH:MM:SS.sss" を

直接 Time型に変換することも可能です。



DateTime()はDateとTimeの合成なので、

同様に考えることが出来ます。




日時をパースする方法



例えば日付をパースする場合は、

y, m, dでフォーマットを指定します。



手動で日時を作成する場合と違って、

パース対象が年、月、日の順番である必要はありません。

ただ、与えられてた文字列に対して、

フォーマットを示してあげるだけです。

TimeやDateTimeに関しても同様に言えます。



なお、時間をパースするときは、

H:時、M:分、S:秒、s:ミリ秒になります。




日時の計算をする方法



Date型、Time型、DateTime型それぞれ

Year(), Month(), Day(), Hour()などを使うことで、

日時を自由に加算、減算することが出来ます。



例えば、now()でDateTime型の日時が得られるので、

それに now() + Day(2) のように加算すると

2日後の日時が取得出来ます。



unix時間へ変換する方法



DateTime型はunix timeに変換することが出来ます。

now()でDateTime型を取得出来るので、

それをdatetime2unix()へ変換出来ます。



仮想通貨の価格データ取得③の from (to) では、

引数でString型で例えば "2021-02-19" を受け取って、

時間をくっつけるために * で文字列の連結をしています。

そしてその結果をDateTime型に変換しています。






TimeSeries.jlの基本操作


まずビットコインのデータを取得します。


前述で定義したget_symbols関数を使います。

取得範囲は3年分で、BTC/USDのデータです。

data = get_symbols("BTC-USD", "2018-08-20", "2021-08-20")


それでは単純移動平均線を引いてみましょう!

dataは、get_symbols()の戻り値(TimeArray型)です

その中にAdjustedがあります。



meanを使うにはStatistics.jlが必要です。




単純移動平均をプロットしてみましょう!



プロットするとこんな感じになります。




また以下で累計を導出することも出来ます。


プロットするとこんな感じです。





今までのコードを単につなげるだけで実行できますが、

一応、ひとまとめにしたコードを載せておきますね。






というわけで今回はここまでで、

次回は時系列解析に踏み込んでいこうかな。




最後まで読んでいただきありがとうございました。







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