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プログラミング

【Go言語】ファイルサーバを自作する(画像のアップロード)

投稿日:2021年1月26日 更新日:


今回は、Go言語で簡単な

ファイルサーバを自作していきます。

機能は画像をアップロード(転送)するだけです。



実際は、画像ファイル以外にも、

実行ファイルやpdfなど各種ファイルをアップロードできます。



使用する機会は多くはありませんが、

既存のシステム(クラウド、AirDropなど)が

使用できない場合などで活躍します。



もしくは誰もが使用する社内PCなどへ

自分の何かかしらのアカウントでログインせずに、

そのままデータ転送したい場合なども有効です。



私はたまに私生活で利用することがあります。

友達のiPhoneから動画などを受け取りたい、

といったときにたまに活躍します。




それでは実際に見ていきましょう!



フォルダの構成は以下のようになっています。


アップロードされたデータは、

dataファルダの中に保存されます。



今後(機能拡張)のこと考えて、

htmlデータはhtmlファルダに入れてあります。

htmlデータは以下のようになっています。


input fileとformをセットしただけです。




続いて、main.goです。

サーバ機能とアップロードデータの保存を行っています。



起動時にPCのIPアドレスを取得し、

それをターミナル上に表示してくれます。

対応はIPv4のみです。



192... / 172...とで分けてありますが、

これは動作させるアドレスを保証させるためです。



例えばPCの環境によっては、

ネットワークインタフェースが複数割り当てられています。



最も可能性が高いのは、

リンクローカルアドレス(Link Local Adress)です。

IPv4であれば、169.254.xxx.xxx / 16 のアドレスです。



仮想環境をPC上で作成したりすると、

その環境によっては作成されます。



もしくは仮想マシンのみで、

ネットワーク(192.168...)を形成したことがあると、

192 と 172 から始まるアドレスが混在する可能性があります。

その場合、実マシンが属するネットワークは、

172... で始まっていることかと思います。



IPアドレスが1つしかないよ!って場合は、

わざわざswitch文で分岐させる必要はありません。

以下のコードでは、192.. / 172.. のどちらか、

先にcaseに入った方がサーバのIPアドレスとして指定されます。



ちなみに、データのアップロードは、

一度の複数のデータを選択できますので便利です。






以下はコード上で何をやっているのかです。


コードの説明



ListenAndServe()をするために、

自分のIPアドレスを取得します。



自身のインターフェースに尋ねるのではなく、

ネットワーク上のDNSから取得しています。

それがos.Hostname()とnet.LookupIP()の箇所です。

該当ホスト名に割り当てられた全アドレスが返ってきます。

そして分岐によってサーバを立てるアドレスを指定します。



後は、クライントがブラウザ上で、

サーバアドレスを直接指定すればアクセスできます。



クライアントが送信ボタンを押せば、

/recv に画像がアップロード(送信)されます。

サーバ側ではRecvHandler()が動作します。



RecvHandler()では、

Postされてきたデータをパースしています。



MultipartFormで名前フィールドを指定することで、

該当するデータにアクセスできます。

今回がimageをhtml上で指定しまいますので、

引数には"image"を渡してあげます。



ファイルが複数ある場合は、

forループで順に取り出してあげます。



そしてサーバのdataファルダに

1つずつ保存してあげるわけです。

ファイル名はクライアントが、

もともと命名していた名前をそのまま使用します。



もし保存するファイル名変えたければ、

os.Create()の際に指定のファイル名を

引数として渡してあげて下さい。



そして、io.Copy()によって、

パースしたファイルから、

サーバローカルのファイルへ

データをコピーしています。



以上が細かい説明になります。




なお、データはGitHub上にもおいてあります。

今後、機能拡張されれば、GitHub上のデータは

より高機能になっているかもしれません(笑)

最終形態はNASサーバ!



気が向いたら逆方向の、

サーバからデータを抽出する機能を追加しようかな。




最後まで読んでいただきありがとうございました。




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