「そうだ!コロナ解析に貢献しよう!」
誰でも簡単に貢献できる方法の一つに
自分のコンピュータ資源を
解析者に提供する方法があります。
そして現在最も有名なのが
「Folding@Home」です。
Folding@Home自体は、
20年ほど前からあったみたいですが、
コロナの影響で利用者が急増しています。
ではさっそくインストールしていきましょう。
こちらのサイトからダウンロードできます。

Windwos、MacOS、Linuxと
たくさんのOSに対応しています。
インストーラを起動します。
利用規約に「同意」すると、
次の画面が出てきます。
Express install でOKです。
インストール先を変えたい場合は、
「Custom install」を選びましょう。

インストールが始まります。

インストールが終わると起動します。
おそらくファイヤーウォールに
ブロックされるかと思います。
ノートパソコンであれば
上のプライベートにチェックを、
デスクトップであれば、
どちらでも良いと思います。

無事に起動すると
Welcome to Folding@Home
という画面が表示されます。
上のアノニマスを選択します。
下の個人設定をしてもよいです。
後からでも設定可能なので、
とりあえずは上のアノニマスを押して、
次に進んでいきます。

するとメイン画面になります。

左上の赤枠「Change Identity」
個人設定を出来ます。
個人設定といっても、
名前、チーム所属、パスキー
この3つの設定くらいです。
右上の赤枠内が示すスクロールで、
解析対象を選ぶことができます。
・Any disease(最近だとコロナが優先) ・Alzheimer's(アルツハイマー) ・Canser(癌) ・Huntington's(ハンチントン) ・Parkinson's(パーキンソン) |
左下の赤枠内にあるボタンで
パソコンの設定を変更できます。
ハードウェア資源をどの程度解析に使用するか
解析はどのタイミングで行うか
この2つを設定することができます。
このメイン画面で待っていると、
いつか解析がスタートします。
いつまでたっても動かない場合は
再起動してみたり、
解析のスタート&ストップボタンを
繰り返し押してたりすると始まるそうです。
しっかり解析が始まるかは、
どうやら人によってまちまちみたいです。
私の場合は数分待ってたら始まりました。
ちなみにノートパソコンの場合は、
バッテリーが充電されていないと
いつまでたっても起動しません。
ログみたいなところで、
「Paused on Battery」となってました。
解析が実際に始まると、
真ん中の黄色丸が緑色に変わります。

これで簡単な導入は完了です!
次はもう少し詳細な使い方を
みていきましょう!
Folding@Homeをもう少し使いこなす方法(自分のチーム作成法など)
先ほど説明したChange identityを
クリックすると以下の画面になります。
あくまで解析はボランティアなので、
すべてのフィールドは任意です。

もし自分のチームを作成したい場合は、
こちらで作成することが出来ます。

チームを作成すると、
その貢献度に応じてランキングに載ります。
こんな感じです。

また「Change identity」のところで、
Get Keyというところをクリックすると、
パスキーを取得することが出来ます。
こちらからでも行けます。

このFolding@Homeは、
基本的にバックグラウンドで動きます。
デスクトップ右下からでも設定可能です。

初めてFolding@Homeを起動したときは、
解析が始まっても貢献している
プロジェクト番号などが表示されませんでした。
上記の「Web contorol」を選択して
再度メイン画面を表示させると、
以下の画面のように、
プロジェクト番号などが表示されていました。

デスクトップ右下にあるアイコンから
「Advanced Control」を選択すると
以下の画面になります。
ここではログを見たり、
システムの状態を調べたり出来ます。

デスクトップ右下にあるアイコンから
「Protein Viewer」を選択すると
以下の画面になります。
生物学者になった気分を味わえます。

最後に「Full」で稼働させた場合、
ハードウェア資源はどの程度
動いているのかを見てみましょう。
CPUは90%近くまで稼働します。

続いてGPUを見てみます。
一見40%程度のように思えます。
しかしCUDAを見てみると100%近くまで
動いているのでGPUの性能は、
しっかりと発揮されていると思います。

以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。