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電子工作

ArduinoでAC電源用LED電球の調光器を自作する!

投稿日:2020年2月24日 更新日:



今回は以前の続きになります。

以前は交流電源用のLED電球を

ON / OFF させる回路を作りました。


Arduino&リレーでLED電球をON/OFFする
https://wireless-network.net/arduino-relay-led/




今回はON / OFFではなく、

LED電球を調光させていきます。



直流のLEDを調光させるには、

LEDに印加する電圧を変えるだけなので、

簡単に作成することが出来ます。



交流(AC)で動くLED電球の調光は

そういうわけにはいきません。

なぜなら調光の仕組みが異なるからです。



ACなので+電圧とー電圧が

周期的に変化し続けます。



ではどのように調光を

実現するのでしょうか。



位相制御方式
の考え方を用います。

位相制御方式は、半波長分の期間に

どれだけ電流を流すかで、

負荷にかかる平均電圧を制御します。



位相制御方式の詳しい原理と
その他の調光に仕組みのまとめ
https://wireless-network.net/arduino-power-control/



前回の記事で紹介したリレーでは、

ゼロ点(クロス)の検出が出来ないので、

調光器は作成出来ません。



ゼロ点が分からないとパルスを

いつゲートに印加したら良いか

分からないからです。


そこでゼロ点を検出してくれる

リレーモジュールを用います。



そこで次の商品を用います。

AC Light Dimmer Module 1Channel 3.3V/5V logic AC 50/60hz 220V/110V


https://www.amazon.co.jp/dp/B07FBYB98Y/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_PAkvEbCSB4KEC

※楽天市場でも購入できます。



ゼロ点さえ分かれば、トライアックのゲートに

適切なタイミングでパルス波を送るだけです。




次に、配線を見てみましょう。

※LED電球は調光可能なものを使って下さい。LED電球のパッケージに調光可能か否かの記載があると思います。




配線以外の作業が必要です。

電源コードを途中で下の画像のように

断線してケーブルを剥く必要があります。



1本のケーブルを切ったら、

LED側と電源プラグ側に分かれるので、

それぞれを配線画像のように配線します。



調光モジュールとArduinoの配線は、

電源・GND・ゼロ点検出用・パルス用

これら4つの端子があります。




それでは実際にコードを見てみましょう。



Arduinoのコード


attachInterrrupt()は、イベント発生時に

割り込み処理を呼び出す関数です。



第一引数で0を指定しています。

これはArduinoのD2ピンを意味します。

1を指定したらD3ピンを意味します。



第二引数で割り込みさせる関数を指定します。



第三引数でD2ピンがどのように変化したら、

attachInterrupt()を行うか指定します。

引数には次のものがあります。

LOW ピンがLOWにとき割り込み発生
CHANGE ピンの状態が変化したら割り込み発生
RISING ピンの状態がLOWからHIGHに変化したら割り込み発生
FALLING ピンの状態がHIGHからLOWに変化したら割り込み発生




このコードを動かすとこのようになります。



しっかりと明るさが変わってますね。



最後まで読んでいただきありがとうございました。


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